友川かずき幻の3rdアルバム

○ブログ「ミルクたっぷりの酒」に2011年6月23日公開したものを転載


幻の3rdアルバムといっても、実際にそのようなアルバムが存在しているわけではなく、個人的に録音したテープのこと。
友川かずきは1978年の3月頃までNHK第一ラジオで「若いこだま」という番組の司会をやっていたが、番組中自身の曲も1曲以上はかけていた。
その中で、後に3rdアルバムに収録された曲のアレンジちがいの曲も半数ちかく流していた。
3rdアルバムのレコーディング開始前に友川自身か番組のスタッフが録音したものだと思われる。
3rdアルバムは、J.A.シーザー編曲のエレキギターを全面に押し出したロック色のつよいアレンジだが、「若いこだま」で流された曲はアコースティックギターアコースティックピアノを主体にしたどちらかといえば1st、2ndアルバムにちかいアレンジだった。


自分は次の曲をカセットテープに録音していた。


○生きてるって言ってみろ
3rdアルバム同様アコースティックギター1本の弾き語り。歌詞が一部、3rdアルバム収録版とことなっている。
  友川かずきDJ「若いこだま」放送曲目リスト5


○記憶
  友川かずきDJ「若いこだま」放送曲目リスト4


○俺のふるさとは犬の中にもある
八竜町の少年たち
  友川かずきDJ「若いこだま」放送曲目リスト2


○乱れどんぱん節
○死にぞこないの唄
  友川かずきDJ「若いこだま」放送曲目リスト3


上記の曲は最初に生楽器主体のアレンジ曲を聴いていたせいもあり、3rdアルバムのロック・アレンジ版は今一つ物足りなかった。
だが、3rdアルバムを購入して初めて聴いた曲の「殺されたくないなら殺せ」「どうした」「家出青年」などは違和感なく聴けたから、ラジオで生楽器主体のアレンジ曲を聴いていなければ、上記の曲も違和感なく聴けたかもしれない。(特に「家出青年」はアレンジも気に入っている。)


番組で放送したテープがまだ現存しているのなら、是非CD化して欲しいが......。