80年代のパンタってどうよ

○ブログ「ミルクたっぷりの酒」に2011年8月11日公開したものを転載


「浚渫(サルベージ)」以降のパンタのアルバムは、どのアルバムにも何曲かは気に入った曲もあった。
だが、70年代に発表されたアルバムのクオリティの高さと比較すると、出来にあまりの差がありすぎた。
70年代まではマニア受けのするミュージシャンだった細野晴臣大瀧詠一が、YMOの成功、「ロング・バケーション」のヒットで80年代になってから影響力を増したのとは対照的だった。
70年代に活躍したパンタ以外のハードロック系のミュージシャンは、80年代にはいるとアルバムをめったに発表しなくなったから、毎年コンスタントにアルバムを発表しただけでも良かったとも考えられるが。

KISS

このアルバムについてはサブブログに記事を書いています。
パンタ「KISS」と岡林信康「セレナーデ」


KISS

KISS

唇にスパーク

80年代に発表されたアルバムのうち、このアルバムだけ聴いていない。
「KISS」は好きなアルバムではあるが、当時のスイート路線自体にはあまり興味がなかったためかもしれない。
CD化されたときは、聴いてみようかと思ったが、結局買っていない。
シングル発売されたCM曲「レーザーショック」は当時レコードを買っていた。


唇にスパーク

唇にスパーク

浚渫(SALVAGE)

楽曲自体は決して悪くはないんだけど。
80年代に発表されたアルバムは、総じてアレンジが(個人的には)不満。
レコードを持っている。


浚渫(SALVAGE)

浚渫(SALVAGE)

曲としては「夜霧に消えた青春」が一番いいかな(この曲は90年代、カラオケボックスに収録されていた)。

16人格

このアルバムまでは(「唇にスパーク」を除いて)レコードを買っていたが、これ以降買わなくなった。
「16人格」から「時間泥棒」につながる部分はセクシーさがあって凄くいい。
オープニングのインスト曲もいい。
アルバムとしての魅力も薄れてきて、楽曲の良さも「浚渫」より劣ってきている。


16人格

16人格

反逆の軌跡

当時レンタルレコードを借りて、カセットにダビングして聴いていた。カセットは(多分)紛失してしまいもう20年以上聴いていない。
チャーがギターを弾いている(筈の)「13号埋め立て地から」は楽曲、ギターソロともに良かった。
「今はすべてを忘れて」はなんとなくメロディが耳に残っている。amazonの視聴サービスを利用して聴いてみたら、この曲はアレンジがけっこうよかった。


反逆の軌跡

反逆の軌跡

R・E・D

このアルバムはレンタルレコードを借りることもなく(レンタル屋になかったのかもしれない)、長い間聴いていなかった。
1991年の2月か3月頃、渋谷公会堂での頭脳警察再結成ライブでこのアルバム中の曲を1曲演奏していて(「R・E・D」だったかもしれない)、気に入ったので当時発売されていたCDを購入した。ライブで聴いたときはすごくよかったのに、アルバムでの曲は(アレンジのせいか)今一よくなかった。


R☆E☆D

R☆E☆D

クリスタルナハト

レンタルレコードをカセットにダビングした(がテープが不良品で途中から音がおかしくなってしまった)。
「終宴 THE END」「ダーダーヤーヤー」の部分はよかったが、その後は物足りなかった。
傑作と評価しているファンもけっこういるが、自分とは好みや評価の基準がちがうのだろう。
1981年頃、「TKO NIGHT LIGHT」に収録されている曲を中心にして「クリスタルナハト」を制作していた方が、アルバムのクオリティは高くなっていた気がする。


クリスタルナハト

クリスタルナハト

P.I.S.S

「PISS]と「TAMBOURINE」はけっこう好きだった。


P.I.S.S

P.I.S.S

再結成後の頭脳警察

頭脳警察


7

7

70年代の頭脳警察のアルバムとは比較にならない。
80年代のソロ作品の方がよかった。

歓喜の歌


歓喜の歌

歓喜の歌

「最終指令自爆せよ」は好きだった。

LIVE IN CAMP DRAKE

LIVE IN CAMP DRAKE

LIVE IN CAMP DRAKE


(昔の曲が中心だったこともあり)このCDはよかった。

CACA

PANTA&HAL時代のライブでの重要曲だという話を聞いていた「Melting Pot(メルティング・ポット)」「Geard(ギアード)」が収録されているというので期待して買ったが......。
期待していたほどではなかった。「MUSHUHUS〜ムシュフシュの逆襲」はけっこう好き。
「NOISY BABY」のCD化が望まれる。 PANTA&HAL/ノイズ・イット・ベイビー「俺もお前も痙攣、痙攣」


CACA~カカ~

CACA~カカ~