頭脳警察「頭脳警察1」「頭脳警察2」

頭脳警察1」

頭脳警察 1(ファースト)

頭脳警察 1(ファースト)

楽曲的にはA面(CD:T1-T5)が充実している。B面(CD:T6-T10)は曲がやや単調に感じる。
赤軍兵士の詩」と「さようなら世界夫人よ」が秀逸。
「さようなら世界夫人よ」は、2ndアルバムのスタジオ録音版よりも、こちらのギターとパーカッションのシンプルな演奏の方が気に入っている。
ちなみに、自分はパンタや頭脳警察の音楽が好きで、ラディカルで政治的なパブリックイメージには特に関心がないので、「世界革命戦争宣言」にはこれといった思い入れはない。

頭脳警察2」

頭脳警察セカンド

頭脳警察セカンド

A面(CD:T1-T4)に初期の代表作が多い。
A面の曲も好きだが、終盤の3曲「暗闇の人生」「ふりかえってみたら」「お前と別れたい」にパンタのミュージシャンとしての才能を感じる。
バラエティに富んだ曲想、アレンジの妙。パンタのファンは、歌詞やメッセージ性が好きな人が多いから、作曲家としてのパンタはあまり評価されることがないのが残念。
「マラブンタ・バレー」の曲・アレンジもけっこう好き。