ストラングラーズ 「夜獣の館」「ノー・モア・ヒーローズ」

ストラングラーズのファンは、初期のパンク時代のファン、「レイヴン」から「ラ・フォリー」(アルバム発売時の邦題は「狂人館」)までの独創的でプログレッシヴな音楽を制作していた時代のファン、「FELINE」(邦題「黒豹」)以降のヨーロッパ耽美主義とでも形容したい時期のファンと3種類にわけられるかもしれない。
「ブラック・アンド・ホワイト」は、ホワイトサイドは初期のパンク的なサウンド、ブラックサイドはパンク時代と「レイヴン」以降を融合したようなサウンドで、初期とその後の時期の橋渡し的な位置にあるといえる。

「夜獣の館」


夜獣の館(紙ジャケット仕様)

夜獣の館(紙ジャケット仕様)


ドライヴ感、スピード感のあるサウンド
ボーナス・トラックの「ゴー・バディ・ゴー」(シングル・バージョン)は、ライヴアルバム「Xサーツ」収録バージョンの方がドライヴ感、スピード感があっていい。

「ノー・モア・ヒーローズ」


ノー・モア・ヒーローズ(紙ジャケット仕様)

ノー・モア・ヒーローズ(紙ジャケット仕様)


初期のパンク時代が好きなファンの中には、このアルバムを最高傑作という人が多いみたい。
自分は「レイヴン」が最高傑作だと思うし、一番好きだが、このアルバムもいい。