パンタ「PANTAX'S WORLD」「走れ熱いなら」

(サブブログ「ミルクたっぷりの酒・音楽版」に公開したものに加筆して転載)

PANTAX'S WORLD

PANTAX’S WORLD(紙ジャケット仕様)

PANTAX’S WORLD(紙ジャケット仕様)

<曲目>
1 屋根の上の猫
2 EXCUSE YOU
3 三文役者
4 青い烏のブルース
5 明日天気になれ
6 ロックもどき
7 マーラーズ・パーラー


このアルバムから『マラッカ』までの作品は3枚とも好き。
スピード感溢れるハードロックの「屋根の上の猫」「三文役者」。バラード・ナンバー「EXCUSE YOU」「明日天気になれ」。
パンタ流のブルース「青い烏のブルース」。ブギーなロック・ナンバー「ロックもどき」。大作「マーラーズ・パーラー」。
曲調も幅広くアルバムとしてのまとまりもよい。


マーラーズ・パーラー」については別のブログでも触れた。
PANTA&HAL ノイズ・イット・ベイビー「俺もお前も痙攣痙攣」


走れ熱いなら

走れ熱いなら(紙ジャケット仕様)

走れ熱いなら(紙ジャケット仕様)

<曲目>
1 ガラスの都会
2 あやつり人形
3 やかましい俺のROCKめ
4 いつもの俺なら
5 走れ熱いなら
6 追憶のスーパースター
7 人間もどき
8 夜明けはまだ


前作同様、こちらも名曲揃い。
ギターのカッティングが秀逸な「ガラスの都会」、当時の音楽雑誌でいち早くレゲエのリズムを導入したと評価された「あやつり人形」、「いつもの俺なら」は肩の力の抜けたリラックスした雰囲気がいい。「走れ熱いなら」の間奏のギターソロは、「マラッカ」のギターソロと並ぶ名演。
スローナンバーの「追憶のスーパースター」「夜明けはまだ」も名曲。
ハードロッックからポップな曲まで、パンタのミュージシャンとしての多彩な才能を感じさせる。


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