S-KEN「噫!恋人」 / Bo Gumbos(ボ・ガンボス)「助けて!フラワーマン」

S-KEN「噫!恋人」

(サブブログ「〜〜まであと○○日」に2010年8月14日記述したものを転載)


1983年頃、池袋の文芸坐地下で観た日活ロマンポルノ作品(たしか「女子大生の下半身・な〜んも知らん親」だったと思う。タイトル、うろ覚えだったため検索して調べた。)で、映画の最後にかかっていたのがS-KENの「噫!恋人」という曲だった。
すぐに気に入りレコード屋に直行したが、この曲を収録していた『魔都』というアルバムは既に廃盤になっていたのか入手できなかった。
2ndアルバムの『ギャング・バスターズ』は売っていたので、こちらは購入した。
『魔都』は貸しレコード屋でみつけたので、レンタルしてカセットにダビングした。
『魔都』は名盤でいい曲が多い。
歌謡ロック的な曲が多く、パンクバンド的なかっこよさはだいぶ薄れているが、メロディ・メイカーとして優れているので楽曲は充実している。
「噫!恋人」は、東京ロッカーズのオムニバス盤にも収録されていたらしいが、『魔都』収録版の方がスピード感があって格好いい(最初にこちらのバージョンを聴いていたせいもあるが)。


前述したロマンポルノ作品では、ラスト、女の子が校庭か広場で踊っているバックにこの曲が流れていた。
映画は、女子大生3人組を描いた作品で主演が朝吹ケイト、3人組の1人は現役の慶応大生という触れ込みだった。


S-KENの2ndアルバムは、『魔都』に比べると全体の出来は劣るが、印象に残る曲も多かった。
A面1曲目の「サンシャイン・スパイダーマン」とアルバム・ラストの「サニー・グッジ・ストリート」(ドノヴァンのカバー曲)が特に良い。
池袋・東武デパートの9階か10階に当時あったレコード屋(本屋の隣の小さなレコード店。サイン会を開催したり、インディーズ盤を置いていたりとけっこう有名な店だったはず。)で買ったのだが、S-KEN関連のミニ本がおまけについていた。


S-KENというと、84年頃日本テレビで土曜深夜に放映していた番組(「オールナイト・フジ」に対抗して作られた番組)にレギュラー出演していたが、ラテン音楽を熱く語る隣で、司会の所ジョージがしらけたような冷たい態度をとっていた(不快な)姿が忘れられない。


魔都

魔都


Bo Gumbos(ボ・ガンボス)の「助けて!フラワーマン」って原曲あるの?

(サブブログ「〜〜まであと○○日」に2010年7月20日記述したものを転載)


もう4、5年前になるが、テレビ(土曜、夕方の情報系の番組だった気がする)を観ていたら、BGMとしてボ・ガンボスの「助けて!フラワーマン」の外国語バージョンが聞こえてきた(何語だったかはわからない)。
「ヘルプ!ヘルプ!」と聴き覚えのあるフレーズのあと外国語の歌詞が歌われていた。
「助けて!フラワーマン」って外国の曲のカバー曲だったのかと思ってCDで確かめてみたが、作詞・作曲ともBo Gumbos名義だった。
逆に、ボ・ガンボスの曲を外国のミュージシャンがカバーしたのかとも思ったが、検索してもみつからなかった。
バーではないが元ネタになった曲があり、それが番組で使用されていたのかもしれない。
が、元ネタらしき曲も私の乏しい中米音楽の知識と検索技術ではみつけられなかった。


ボ・ガンボスの1stアルバムの中では他に「泥んこ道を二人」と「魚ごっこ」が気に入っている。
このアルバムを買ったのも、テレビで観た「魚ごっこ」が気に入ったからだった。


ボ&ガンボ

ボ&ガンボ